境界性人格障害について

境界性人格障害の特徴

1.重要な他者からの見捨てられ不安
2.不安定な自己イメージ
3.慢性的な空虚感

基本的には、これらが認められます。
その結果、

(1) 感情の不安定性

気分が変わりやすく、喜怒哀楽が目まぐるしく変化し、時に激しい怒りが生じることがある。

(2) 衝動性

自傷行為や大量服薬など。

(3) 対人関係の不安定性

他者に対して過敏で傷つきやすく、愛憎の感情が容易に変化する。

これらなどの症状のために、他者を振り回したり、逆に引きこもりが生じ、社会生活が困難となります。

境界性人格障害の治療について

境界性人格障害の方には、「不安・不満に対する受け皿の低さ」が認められ、その結果、上記のような衝動性・気分変動性が認められます。

治療の主体は、個人及び家族カウンセリングで、「不安、不満の受け皿を広げ、状況の認知の修正」が出来るようになることが重要です。

境界性人格障害に随伴する不安・抑うつなどの症状には、薬物治療が有効ですが、あくまでも補助的なものです。

当院では、境界性人格障害の方の単独での治療は行っておりません。家族あるいは配偶者の方の協力(家族カウンセリングへの参加)の可能な方のみ治療を行っております。